英検2級2次面接試験の具体的な直前対策!


以前に比べ、大変難しくなった2級の2次試験。今日は具体的な2級の2次試験対策をご紹介します。

1. 音読問題

目的
音読問題では、文の正確さと流暢さ、そして意味の伝達が評価されます。特に、文の区切りや強弱、発音の正確さが重要です。

具体的な対策方法

  • 意味の塊で読む練習
    文法的なまとまりを意識して、自然に読み上げる練習をします。以下のように、文の構成要素ごとに意識しながら読みます:
  • 前置詞句: 例えば「on the table」のように、前置詞を含む句を1つのまとまりとして区切り、流れるように読めるようにします。
  • 不定詞句: 例「to visit new places」で、不定詞句は1つの動作目的として扱い、はっきりと読みます。
  • 関係詞句: 例「who likes to travel」は「who」から始まる一連の内容を一息で読むように練習し、修飾部分をスムーズに伝えられるようにします。
  • 複数形や三人称単数の「s」
    複数形の「s」や三人称単数の「s」をしっかり発音することが大切です。例として以下の練習を行います:
  • 「students」「friends」「companies」といった単語を、ゆっくり発音して「-s」が聞こえるように練習。
  • 特に、「companies」は「カムファタブル」などと間違えやすいため、「カンパニーズ」と繰り返し練習し、意識的に発音するようにします。
  • 頻出単語の発音練習
    過去の試験で出題された単語をリスト化し、発音しにくい単語を反復して練習します。例として、「comfortable」や「difficult」を以下のように分解し、正確に発音する練習を行います:
  • 「comfortable」:カンファタブル
  • 「difficult」:ディフィカルト
    これらは誤って発音されやすいため、日々の発音練習に加えておきます。

練習方法

  • 録音と確認
    自分の音読を録音し、複数形の「s」や意味の塊が正しく発音できているか、録音を聞き返して確認します。発音が不自然だったり意味の塊が途切れてしまう箇所を見つけ、そこを重点的に練習します。

2. 書かれた内容への質問

目的
このパートでは、設問を正確に理解し、内容に沿った答え方が求められます。特に、設問に応じた文法構成や指示語の適切な言い換えが重要です。

具体的な対策方法

  • 質問形式への対応
    「How」や「Why」の質問には、それぞれ異なる形式で答える必要があります。例えば:
  • Howで聞かれた場合:「How do companies reduce waste?」には「by reducing plastic use.」と動作方法を「by ~ing」で答えます。
  • Whyで聞かれた場合:「Why do companies reduce waste?」には「because they want to protect the environment.」と理由を「because」で説明するようにします。
  • 代名詞と指示語の変換
    本文で「Some companies」と書かれている場合、解答で「They」を使って答えられるか確認し、適切に指示語を変換することに注意します。また、文中の「doing so」や「in this way」などが何を指しているのかを明確に理解する練習が重要です。
  • 前文との照らし合わせ
    指示語「this」「these」「such」などの指す内容が前の文の一部である場合、その部分を理解し、内容を照らし合わせて正確に答える練習をします。例として:
  • 「According to the passage, what do these companies focus on?」と質問された場合、「these companies」が指している部分を正確に把握し、「They focus on sustainability」といったように答えます。

練習方法

  • 過去問でパターンを把握
    過去問を使い、「How」「Why」ごとの答え方のパターンを見つけ、それぞれの質問に対する正確な答え方を練習します。指示語が何を指しているかを確認しながら、指示語の内容を明確に答える練習も行います。

3. 漫画描写問題

目的
漫画描写問題では、登場人物の行動や心情を簡潔かつ適切に過去進行形を使って説明する能力が求められます。

具体的な対策方法

  • 過去進行形の練習
    動作の描写はすべて過去進行形で行います。例えば、人物が道を歩いている描写があれば、「He was walking down the street」と正確に動作を伝えられるように練習します。
  • よく出る表現を暗記
    頻出する描写の表現を覚え、スムーズに描写できるようにします。特によく使われる表現には以下のものがあります:
  • 考えている:「was thinking about」
  • 心配している:「was worried that」
  • 楽しみにしている:「was looking forward to ~」
  • 指示を出す:「told him to」「asked her to」
  • 吹き出しの内容に限定して描写
    吹き出し内の台詞に限定し、それ以外の不要な情報は入れないようにします。たとえば、Aさんが「told Bさん that he was late」と言っている場合、その台詞のみを説明し、余計な情報を追加しないことが重要です。

練習方法

  • 過去問の反復練習
    過去問を用い、出題される動作の描写パターンを覚えます。ポイントごとに分けて、どの動作が描写ポイントとなるかを確認し、正確に表現できるように練習します。

4. 応答問題

目的
この問題では、質問内容に対し自分の意見を述べ、理由や具体例を交えて説明する力が求められます。

具体的な対策方法

  • リスニング力の強化
    質問の内容を確実に聞き取るために、リスニング練習が欠かせません。長い質問を理解するために、質問のキーワードや要点を意識的に聞き取る練習をします。
  • 複数形や主語に応じた答え方
    複数形の質問がされた場合、「They are ~」と複数形で返答します。質問の主語に応じた適切な答え方を意識し、単数と複数を使い分けます。例えば、「What are the benefits of studying abroad?」には「They include learning new cultures and improving language skills」と複数で答えます。
  • 2つの理由または理由+具体例で2文以上の回答
    理由を1つ述べて具体例を加える、または理由を2つ述べる形式で答え、2文以上の答えになるように心がけます。例えば:
  • 「I think studying English is important because it allows us to communicate with people from other countries. For example, I can use it when I travel abroad.」
  • フィラー(つなぎ言葉)で時間稼ぎ
    考える時間が必要な場合は、「Let me see」「Well」といったフィラーを使い、時間を稼ぎながら内容を考えます。

練習方法

  • 過去問を用いてのリスニング練習
    質問に対する答え方の練習を行い、特に複数の理由を述べる際

の表現に慣れることを意識します。フィラーを使って回答の流れが止まらないよう、自然に受け答えする練習を行います。


5. 全体のアドバイス

聞き直しの重要性
質問内容が理解できなかった場合や、答えを考える時間が必要な場合には、「Pardon me」や「Could you say that again?」で聞き直すことで、考える時間を稼ぎます。こうして余裕を持って正確な答えを作り出すことができます。

過去問の活用
難易度が上がっているため、最新の過去問を使って出題パターンや表現に慣れ、回答パターンを体得します。内容理解、リスニング、応答の各スキルが問われるため、これらのスキルを総合的に練習します。


これらの対策により、英検2級の面接試験で問われる多様なスキルを的確に向上させることができ、合格に必要な力を身につけられるでしょう。

  • URLをコピーしました!
目次